自衛隊体育学校特別体育課程の紹介
第5回

山下 輝男

 

 
Q1:特体課程の学生や教育等に関するエピソードを教えて下さい。

A1:2010年11月のアジア大会(広州)で日本は中国に競り負けていた。
200m個人メドレーに 出場した高桑健3等海尉は、第2位の中国選手に1秒41離す強さで優勝、最初から果敢に勝負を挑んで、勝機をつかむ、そういうレースを高桑が見せてくれた。

試合後、「アジア大会は中国との一騎打ちなので金メダルをとったことで日本チームに貢献できたと思います。」と語った。
さらに、表彰式で高桑は挙手の敬礼を行った。今大会中タッチの差で日本チームが中国に敗れるというのを度々目のあたりにしていて、自分が何とかしなければと高桑は思っていた。
敬礼にはその思いが込められていたのかもしれない。日本チームの仲間たちは、高桑に一層大きな喝采を浴びせていた。高桑の優勝は、タイム以上に日本チームに勇気をもたらしたと言える。

Q2:体育学校の案内について

A2:広報展示室に栄光のメダリストの写真パネルやメダル等が展示されている。

開館時間:平日 9時30分から午後5時まで
見学希望者の連絡先:体育学校広報渉外室 
048-460-1711(内線4622)
体育学校HP:http://www.mod.go.jp/gsdf/html/link/phy_s/index.html

Q3:迷彩服を着たアスリート達の活躍状況を知るにはどうすれば宜しいですか?

A3:体育学校のHPで確認出来ます。
  http://www.mod.go.jp/gsdf/phy_s/album/pg361.html

ポピュラーな競技はテレビも大々的に放映しますが、・・・
彼等が好成績を挙げて呉れたらテレビももっともっと放映するのでしょう。

○編集後記
第5回の配信分は、少々竜頭蛇尾になってしまい、済みません。
所見を二点述べさせて頂きたいと思います。
 
① 優れた迷彩服を着たアスリートは、有能な自衛官でもあり、良き市民・社会人でもあるということです。
 小生の長年にわたる自衛官生活の中で、一芸に秀でた多くの自衛官と接して参りました。
彼等は、その道において優れているだけではなく、自衛官としても使命感にあふれ、極めて有能な戦士でもありました。更には人間的魅力に富んでおり、多くの人を惹きつけて止まない雰囲気を醸し出しておりました。

② 迷彩服を着たアスリートの存在意義と心温まる激励を
 世界において一流たることは、本人の資質のみではなく、克己・不屈の精神を持って極めて厳しい訓練に耐えてこその結果でしょう。
彼等の活躍が地域の市民や子供たちに多大な夢を与えて呉れます。
彼等にとっては、地域や国民の皆様の心温まる激励こそが厳しい訓練に耐える力となっているのではないでしょうか。
厳しい環境条件下での戦いです。皆様の更なるご激励を伏してお願い致します。