「ある会社顧問(防衛省元将官)の独り言」
 第4回 女性力の活用

堀口 紀博

1「来年の採用についてどうしますか?」
2「何のことだ?」
1「やはり、男性のほうを8割位にしたほうがいいですよね?」
2「なに、募集要項にそんなことが書いてあるのか?」
1「いやー、そんなことはありません」
2「だったら、点数どうりに上から採用すればいいじゃないか」
1「先輩はいいですよ、我々が盛り上げていますから、私たちを盛り上げてもらう後輩を選ぶのですから、やはり男のほうが
 沢山いたほうがいいですよ」
2「なんで、女だといけないんだ」
1「いやー、女はわがままですし
2「わがままなのは、男女で差があるわけじゃないだろう」
1「いやー、女はすぐ辞めますからね
2「そんなことは今分からないだろう、逆に適度に途中で辞めてくれたほうが新陳代謝から言ってもいいよ。バカな男を60歳
 まで管理するほうがもっと大変だよ、綺麗な人を採用して職場結婚させたほうが日本の為だ」
1「女は指導するのが難しいですから、よく言うでしょう、おだてりゃ、つけあげる、
 怒れば泣く、
 殺せば、化けて出る」
2「そんなことは,講談の世界の話だろう。男女共学で幼いころから共に育ってきているのに、男性・女性の{性差}で差別
 することはおかしいだろう

1「女は重いものは持てませんよ」
2「バカモンー、区別と差別を一緒にするもんじゃないぞ、生物学的に異なることは、仕方ない
 ことだろう、しかし、我らが求められていることは幹部としての能力である。それをペーパー試験と面接試験で行った結果
 だけで判断すればいいんだろう、民間でも女性の活用を進めているだろう」
1「でも????成績順で女ばかりが入ってきたらどうするんですか?」
2「お前たちは、できない理由、やりたくない理由を、ダンプ一杯分探すのは上手だか、そんなことに時間を使わずに、どう
 したらやれるか、やるかを見つけたほうが、少ない時間で、しかも建設的な仕事になるんじゃないか。将来の起こるかも
 しれない事を心配して判断しなくても、今求められている事を純粋に考えたほうがいいぞ、伸びる人材は前向きに考える
 もんだぞ

1「でも????女は結婚したり子供が出来たり、戦力になりませんよ」
2「まだ、そんな事を言っているのか、子供がいなければ、将来の日本はどうなるんだ、日本民族は地球上から消えて亡くなるぞ、
 子供は日本の宝だ



ある時、採用についての後輩との問答です。日本の国が、会社が発展していくためには男社会であっても、「女性力」活用が大切であると思っていました。

(※上記、問答は全てフィクションです。一切現実の会社等とは関係ありません。)
(了)