「東日本大震災出動即応予備自衛官・
予備自衛官アンケート集」

第38普通科連隊第3中隊
 即応予備2曹
 菅野 敦

1 経歴(自衛隊での勤務及び退職後の勤務状況等を含む。)や即応予備自衛官を希望された動機を教えて下さい。

昭和54年海上自衛隊入隊、航空基地警備を経て潜水艦乗組員となりました。
平成12年、即応予備自衛官制度を知り、自分にも役に立てることがあると考え即応予備自衛官を希望しました。手当ても魅力的でした。

2 大震災発災時はどこで何をしておられましたか?また、その時、災害招集があるかもしれないと思われましたか?

発生時は、会社のタクシーに乗務しており、駅で待機中でした。
かなり大きな災害であると思われ、災害招集があるだろうと予想はできました。

3 招集に応じるにあたって、会社の上司等には相談されたと思いますが、上司等の反応はいかがでしたか?

交通機関の混乱によりタクシーの需要が高まり、少々困惑したようでしたが、普段の訓練出頭の延長と考えてもらい、出頭を納得してもらいました。

4 また、職場の同僚やご家族の方々はどうだったのでしょうか?

職場の同僚は、概ね好意的でした。
家族は、妻が理解しており、何の問題も不安もありませんでした。

5 長期間不在にされることによる問題点等は、どのようにして解決されましたか?

家庭については、問題ありませんでした。
職場では、同僚がお互いに協力して支障なく業務をこなしてもらいました。

6 どこで、どのような災害救援活動に従事されましたか?

陸前高田市において、物資の補給補助、食事支給及び入浴支援を行いました。

7 いろいろなご苦労があったものと思いますが、差し支えない範囲でお話いただけますか?

いろいろな作業に従事することは、さして苦労を感じませんでしたが、やはり、不在中の家族のことが気になりました。

8 現役の隊員諸官と一緒または近くで活動されたと思いますが、現役隊員諸官との連携はどうでしたか?

現職自衛官も私達が即応予備自衛官だと意識して気を遣ったと思いますが、私達も積極的に指揮下に入りましたので、スムーズに連携できたと思います。

9 即応予備自衛官としての招集訓練の成果はありましたか?同じ即応予備自衛官の仲間との協同連携はどうでしたか?

普段、一緒に顔をあわせて訓練をしていたので、指揮・命令等訓練の成果は十分にあったと思いますし、気心の知れた仲間同士協力できたと思います。

10 今回の派遣を通じて被災地の方々との交流もあり、それが絆となって続いているということもあるのではないかと思いますが、そのような交流はあったのでしょうか?

災害派遣以降も、仕事で同じ地域を訪れることが何度もあり、見覚えのある方々と話をする機会がありましたが、その度に感謝の言葉をいただいています。

11 さて、任務を終了して本来業務に戻られた訳ですが、周囲の方々の反応はどうでしたか?派遣前と派遣後でご自身が変わったと感じられたでしょうか?

会社や家の周囲の人達とは、以前と変わりなく付き合えております。
自分自身では変わっていないと思います。

12 将来同じような大規模災害が起きた場合、次回も出頭に応じられますか?

自分が役に立つことがあれば、積極的に出頭したいと思います。

13 被災された方々へのメッセージをお願い致します。

自衛隊は、国の為、国民の為に存在しているのであり、何かあった場合は何でも話してもらいたいと思います。
警察・消防と同様に、常に皆さんのそばにいます。