「東日本大震災出動即応予備自衛官・
予備自衛官アンケート集」

第301普通科直接支援中隊
 即応予備2曹
 力丸 恵

1 経歴(自衛隊での勤務及び退職後の勤務状況等を含む。)や即応予備自衛官を希望された動機を教えて下さい。

現職時、東北地区補給処武器部、第2陸曹教育隊本部で4任期勤務しました。退職後、予備自衛官となり平成11年、即応予備自衛官制度発足時に即応予備自衛官になりました。
希望動機は、辞めた後でも自衛隊に関わっていられたらと思ったからです。

2 大震災発災時はどこで何をしておられましたか?また、その時、災害招集があるかもしれないと思われましたか?

震災発災時は、職場でいつも通り仕事をしていました。
経験したことのない状況だったので、即応予備自衛官にも何らかの連絡があるかもしれないと思いました。

3 災害招集に係る事前調整があったかと思いますが、その時の正直な気持ちを教えてください。

招集があれば「行きたい」「行かなければ」という思いがあったので、連絡があった時すぐに返事をしました。

4 招集に応じるにあたって、会社の上司等には相談されたと思いますが、上司等の反応はいかがでしたか?

招集があったので行きたいと伝えた時、上司からは、「行ってらっしゃい」と言ってもらえました。外の地域がどんな事になっているのか、その他、情報があれば教えてと言われました。

5 また、職場の同僚やご家族の方々はどうだったのでしょうか?

夫も自衛官ですので、3.11から家にはいませんでした。
祖父母と2人の娘に災害派遣に行くことを説明し、もちろん家族の事は心配でしたが、それよりも今は大事な事があることをわかってもらえたと思います。

6 長期間不在にされることによる問題点等は、どのようにして解決されましたか?

仕事(職場)、家庭について、特に大きな問題等はありませんでした。

7 どこで、どのような災害救援活動に従事されましたか?

長期で活動したのは、塩釜ガス体育館前での入浴支援活動です。他に、多賀城でのガレキの撤去作業、宮城野区での給食支援等です。

8 いろいろなご苦労があったものと思いますが、差し支えない範囲でお話いただけますか?

例えば、入浴の支援といっても、他の部隊のように専用の器材も道具も何もない状態から“お風呂”というものに作り上げていくことはとても大変なものでした。

9 現役の隊員諸官と一緒または近くで活動されたと思いますが、現役隊員諸官との連携はどうでしたか?

普段は訓練時しか会う事がないのですが、災害派遣によってあまり関わり合うことのなかった人達とも一緒に活動できたのは良かったと思います。

10 即応予備自衛官としての招集訓練の成果はありましたか?同じ即応予備自衛官の仲間との協同連携はどうでしたか?

訓練時とは違う活動をしたので、招集訓練の成果の有無はわかりませんが、一人の即応予備自衛官として参加し、仲間と共にそれを活かすことができ、少しでも誰かの役に立てたのなら続けてきた意味があったと思います。

11 さて、任務を終了して本来業務に戻られた訳ですが、周囲の方々の反応はどうでしたか?派遣前と派遣後でご自身が変わったと感じられたでしょうか?

いろいろな方から「おつかれ様」と言って頂きました。いろいろな事について質問もされました。仕事に復帰後は忙しく、以前と同じ状態に徐々に戻っていきました。

12 将来同じような大規模災害が起きた場合、次回も出頭に応じられますか?

はい

13 被災された方々へのメッセージをお願い致します。

「前に進んでいきましょう」