「東日本大震災出動即応予備自衛官・
予備自衛官アンケート集」

福島地方協力本部
 予備3等陸曹
 阿久津 一靖

1 経歴(自衛隊での勤務及び退職後の勤務状況等を含む。)や予備自衛官を希望された動機を教えて下さい。

平成4年自衛隊に入隊、東北方面通信群で勤務し、平成8年任期満了退職しました。
退職後は、重機整備会社に勤務を経て、現在は農業に従事しています。

2 大震災発災時はどこで何をしておられましたか?また、その時、災害招集があるかもしれないと思われましたか?

自宅で農機の手入れをしていました。
今まで体験した地震とは違い、大きな縦揺れが数分続き、その時「招集がかかる」と思いました。

3 災害招集に係る事前調整があったかと思いますが、その時の正直な気持ちを教えてください。

「現役の方に迷惑をかけずやれるのか」と不安でした。「とにかくやるしかない」と気持ちを奮い立たせました。

4 また、職場の同僚やご家族の方々はどうだったのでしょうか?

家族は招集に理解があり「健康管理に注意し部隊に迷惑をかけずに頑張って来い」と言われました。

5 長期間不在にされることによる問題点等は、どのようにして解決されましたか?

特に問題はありませんでした。

6 どこで、どのような災害救援活動に従事されましたか?

福島駐屯地において、警衛・ボイラー管理・浴槽清掃等を実施しました。

7 いろいろなご苦労があったものと思いますが、差し支えない範囲でお話いただけますか?

昨年3月11日の大地震以降は、どの店も食料の在庫が尽き、ガソリンも徹夜して並んでも入手できない状態でした。

8 現役の隊員諸官と一緒または近くで活動されたと思いますが、現役隊員諸官との連携はどうでしたか?

退職してから10年以上のブランクがあり現役隊員の方に迷惑がかかるのではと思いましたが、現役の方に丁寧に指導してもらい、うまく連携をとることができたと思います。

9 予備自衛官としての招集訓練の成果はありましたか?同じ予備自衛官の仲間との協同連携はどうでしたか?

普段の招集訓練とは違い、本当の災害派遣でしたので、仲間との連携はより一層深まったと思います。訓練あっての成果(連携)です。

10 今回の派遣を通じて被災地の方々との交流もあり、それが絆となって続いているということもあるのではないかと思いますが、そのような交流はあったのでしょうか?

国道沿いでメッセージボードを持って手を振る子供達がいたり、(将来は自衛官になるという頼もしい言葉を必ず実現して欲しいです)、朝早くに被災地に向かう自衛隊車両を見て、連日、「本当にお疲れ様。頑張って下さい!」と声をかけてもらいました。

11 さて、任務を終了して本来業務に戻られた訳ですが、周囲の方々の反応はどうでしたか?派遣前と派遣後でご自身が変わったと感じられたでしょうか?

変わったと思います。招集訓練もいつも以上に頑張って行きたいと思います。

12 将来同じような大規模災害が起きた場合、次回も出頭に応じられますか?

はい。招集命令が下ればいつでも出頭します。
できればもうこのような大規模災害が起きないことを願います。

13 被災された方々へのメッセージをお願い致します。

被災された多くの方に心よりお見舞い申し上げます。