山下塾

山下 輝男

救援 その1

 山下塾第4回講座のテーマは、「救援」です。説明項目はスライドにお示ししている通りです。
その1からその3に区分して説明することと致します。各1回をスライド概ね10枚程度としました。
 このスライドは、救援の意義及び特性を端的に示しています。
自然災害時と武力攻撃事態時における救援の実施責任者が異なることに留意して頂きたいと思います。
武力攻撃事態の特性により、知事の責任としたものです。
救援においては自治体相互間或いは企業との間で多種多様な相互応援協定が締結されています。
 救援として実施される事項はスライドの通りです。これらの内容は事態の特性或いは時間の推移により変化するものです。
 救援の程度及び方法については、厚労省の告示として「基準」が示されており、救援は、これらに基づいて実施されることとなります。
 武力攻撃事態等の場合の救援については、事態の特性に鑑みスライドのようになっております。自然災害の場合には特別な場合を除き都道府県域内で対処できると考えられるので、このような規定はありません。然し、状況によっては、武力攻撃事態における救援と同じポリシーが適用されることも在り得るでしょう。
 避難所の開設・運営等について説明します。武力攻撃事態と自然災害時の避難施設については指定権限が異なります。武力攻撃事態の避難施設は、救援責任が知事であることに鑑み知事が指定することとなります。
勿論市町村長と充分に調整されることは言うまでもありません。
 避難施設を指定した場合にはその周知徹底や、災害時要援護者への配慮も必要です。
 武力攻撃事態における避難施設は、その事態の特性に鑑み、スライドに示されるような機能を具備すべきと考えられます。一朝一夕にこのような施設機能を具備するのは困難でしょうが、逐次の整備が望まれます。
 武力攻撃事態において避難する施設の機能強化に関する委員会が設置されて、スライドにあるような事項を提言しております。目に見えない脅威の存在を考えると機能強化について異存はないでしょう。
 避難所が設置されても、烏合の衆の集まりであってはなりません。誰かが、避難所を管理運営すべきですが、役場の職員はとても手が回らないでしょう。とすると、その施設の管理責任者が当初の間は管理運営の責任を有する事となり、事後その施設管理者の指導により避難住民自らが管理運営するようになってゆくのでしょうし、その様な方向にもってゆくべきでしょう。  その為にも地域コミュニティ単位に避難所を指定することが必要です。とはいえ、ずぶの素人ですので、管理運営のマニュアルを整備しておくことが必要でしょう。
 管理運営に関する会議を行って、意思の疎通や問題点の解決を図る必要があります。個々の避難住民が己の問題として積極的に管理運営に参画する気運を醸成する必要があるでしょう。