山下塾第2弾

山下 輝男

第6回講座 東日本大震災における危機管理(5)
事故調以外の危機管理上の論点(論点5~8)

 第6回講座の内容はスライドの通りです。5項及び8項は年始に報道された事項ですので、記憶に新しい所かと思いますが・・
 
 議事録未作成問題発覚の経緯はスライドの通りです。 NHK報道で議事概要が放映されていましたが、1頁のみの式次第を書いただけの物でした。
あれを議事概要などとは恥ずかしいですね。
 調査結果をスライドに示しています。驚く限りです。
 危機管理上の論点は何でしょう。記録することは後世に対する責任であると思います。
過去の教訓を活かすことは、危機管理上重要です。そいう意味においても記録は残すべきであり、それを検証して将来の危険・危機への備えを講じるべきです。

多忙だからというのは言い訳にもなりません。記録装置の発達した時代ならば如何様にも出来るでしょう。
 この命題は、古くて新しい問題であるかと思います。
リーダーの養成には時間もかかるのでしょう。危機を防止し得るシステムを構築し、危機対処の為の組織を創設することも重要な対策です。

  我が国はこの両面において欠陥を曝け出したのではないでしょうか?リー台に資質なく、システムや組織も十分に機能しないとすれば最早お手上げですね。

 今回の福島第一原発事故の様な極めてセンシティブな事故の場合、説明も非常に難しいでしょうが、その難しさから逃れてはならないでしょう。

我が国が直面している事態をしっかりと説明し、安心感というか、彼が何とかしてくれるだろうというような信頼感を与えるようなトップリーダーの出現が望まれます。
 今次東日本大震災で気になったことの一つが、本来市民の安全を確保すべき市町村が機能麻痺したことです。
このような事態を想定していないのでしょうが、このような場合の対処を考えるべきでしょう。

自治体としての対策もあれば、国家としての対策もあるのではないでしょうか。必要なデータが喪失したという事例も数多くありましたが、今後の課題でしょう。
 
 1月22日に石巻教育委員会が大川小学校の保護者に対して、多数の大川小学校の児童等が津波の犠牲になった事案についての説明会が行われました。
危機管理上の重要な論点がありますので説明します。状況はスライドの通りです。
 
 市教委の説明よりは一般的過ぎます。最大の問題は危機に直面した時に、どう対応するかの議論ばかりして時期を失してしまったのではないかと云うことなのです。
日本人に最も欠けている資質なのかもしれませんし、リーダーの教育をしてこなかった付けかも知れません。