山下塾第3弾

山下 輝男

第5回 第1部:地域の防犯5

第5回講座の説明事項はスライドの通りです。子供や高齢者が事件や事故に巻き込まれるケースが増えています。子供が犯罪に巻き込まれる事件の概要を述べた後、どのような対策が取られつつあるかを紹介したいと思います。それらを参考にして、それぞれの地域の特性に合致した取り組みをして頂きたく存じます。

 

記憶に新しい事件をリストアップしてみました。少年の犯罪被害件数は減少傾向にはあるものの、それでも年間28万件ほどあります。このうち、小学生以下が凶悪犯被害に遭遇する件数は100件前後です。特に親御さんが自分の子供が犯罪に巻き込まれるのではないかと不安を感じておられます。その割合が70%以上との調査結果があります。異常に高いと云わねばなりませんし、その不安を払拭することが現在社会の喫緊の課題ですね。
少年の刑法犯被害認知件数の推移を示したグラフです。中学生や高校生の犯罪被害件数が多いのは、独立行動が多くなり且つ行動範囲が広くなるからでしょう。それでもなかなか減らないものですね。中・高生の凶悪犯罪被害件数は減少していますが、小学生や未就学児の凶悪犯罪被害は一向に減少していないのが気になります。
以上の様な状況に鑑み、犯罪から子供を守るための取り組みの策定が急務となり、平成17年12月にスライドにあるような関係省庁連絡会議が開催され、緊急対策6項目を決定しました。これと機を一にして文部科学省も子供安全プロジェクトを立ち上げました。
  全ての地域における情報共有体制の緊急立上げについては後ほど説明します。
子供の安全を守るため取組について具体的に見ていきましょう。学校における対策と地域における対策の二本柱から成り立っています。地域と学校が両輪となって子供の安全を確保することが大事です。地域の果たす役割は大きいです。
地域における諸活動として17項目が列挙されています。この中には皆さんにも馴染のある活動多いのではないでしょうか?そして皆さんにも出来る活動があることに気付かれるのではないでしょうか?
スクールサポーター制度について説明しています。本講座の読者諸氏は十分にスクールサポーターとしての資格があるのではないではないでしょうか。
最近コンビニの無い地域はないようですね。コンビニを防犯や防災等に活用しようという動きが急です。防犯拠点化しようというのがセーフティステーション化です。警察庁の依頼を受けた協会が自主的に取り組んでいる活動です。企業も地域市民として活動して呉れるようなって頂けたのであり、有難いことです。
子供見守り隊の活動は全国的に展開されています。地域の子供地域で守るを合言葉として地域の各種団体が協同で活動しています。不審者と間違われないように、特に不審者に対する抑止効果をも狙って識別容易なベスト等を着用しています。
  高齢者等に対しても特別の配慮を要します。具体的な方策としてはスライドにあるようなものがあります。地域住民の高齢者等に対する思いやりというか優しい心遣いが重要ですね。それがあれば、何をすべきか自ずと明らかかも知れません。
  今まで、どちらかというとソフト面の対策が主でしたので、次回講座のテーマでは、ハード面の施策について説明したいと思います。