山下塾第3弾

山下 輝男

第9回 地域の安全・安心講座

 今回は、皆さんにとっても関心のある事項について考えてみましょう。

 

 避難についての基本的な考え方を本スライドと次のスライドでお示しします。
避難すべきか否かの明確な判断基準はありません。自宅等の状況や火災の状況、避難勧告等を考えて自ら決断しましょう。自ら判断することに戸惑いがあるのであれば、市町村の避難勧告や指示に従いましょう。避難すると決断したならば、直ちに行動開始すべきです。
 避難に当たっての準備事項や服装はスライドの通りです。念のために連絡の取れない家族への連絡事項を自宅ドアに貼付する等の処置も必要でしょう。
 車を利用したという気持ちがあるかも知れませんが、止めましょう。徒歩で隣近所の方々と指定された避難場所に行きましょう。事態の状況によっては一時避難場所から他の避難場所を指定されることがありますので、それに従いましょう。そういう意味においては市町村の指示や放送に注意しましょう。或いはエリアメールで指示されることもあるかもしれません。
 先般の東日本大震災時には、首都圏で500万人以上が帰宅困難となりました。首都直下地震時には650万人の帰宅困難者が発生すると見積もられていますが、実際にはさらに増大するのではないでしょうか?
 自らが帰宅困難になった場合をも考慮して対策を考えておきましょう。先ずは家族や自宅の安否確認をすべきであり、家族の安全が確認されたならば、闇雲に帰宅する必要はありません。都心から帰宅しようとする人で大混雑となり、帰宅途上には危険が一杯です。
 徒歩帰宅の心得というものが、あるホームページに掲載されていました。参考にして頂きたいと思います。
 行政や企業も手を拱いている訳ではありません。帰宅支援ステーションがあちらこちらに設けられています。スライドのあるステッカーのお店は帰宅途中の皆さんの役に立つはずです。
 東日本大震災で、駅を閉めて避難者を締め出して批判を浴びたJRも駅舎の開放を決め、各行政機関もスライドの通りの帰宅困難者支援を行っています。
 企業としても社員が帰宅困難に陥った場合の対策に乗り出しています。一定期間滞在できるような対策が為されつつあります。
 帰宅支援グッズも各種販売されていますし、通勤用の鞄に忍ばせておくことが必要でしょう。
 徒歩帰宅の訓練を勧めます。初めて歩くのと一回歩いたことがあるのとでは違います。場所を区切って何回か歩いてみたら可能でしょう。
 大規模災害が発生した場合のとっさの行動の適否が生命や被害局限を左右します。これから3つのスライドでいざという場合にどのように行動すべきかをお示ししたいと思います。大きい揺れを感じたならば、まず自分の身を守ることを優先する必要があります。
 消火も重要なことです。先ずは身の安全を確保してから消火に努めましょう。消火のチャンスは3度あると云われています。
 消火すべきは避難すべきかの判断も重要です。天井に火が届く程度以下の場合は消火が可能であると云われています。
 出口の確保も重要です。揺れの合間を見て出口を確保しましょう。

 

 起きている時に大きい揺れがあった場合は対応できたとしても就寝中にはなかなか対応できないものです。就寝中、家具等が落下しても安全が確保できるようにチェックしてみましょう。

 

 次回は、電車に乗っていた場合等の状況別対応や救急処置について考えましょう。