山下塾第4弾

山下 輝男

第6回 我が国のテロ対策の現状と課題

第6回 講座

始めに
 第6回以降においては、小生が重要と考える各種の事態に応ずるテロ対策を見てみます。今回は、NBCRテロについてです。
1 NBCRテロ対策
 地下鉄サリン事件等オウム真理教によるテロ事件から18年が経ち、段々と風化しつつあるのではないかと危惧しています。特に北朝鮮はBC兵器を多数保有していると見積もられておりますし、シリアでは現実に化学兵器が使用されたことが国連報告で明らかになったばかりです。貧者の核兵器と云われるBC兵器の怖さを認識して万全の対策をとる必要がありますね。
 現在行われている対策はスライドの通りです。

 

 対処力の強化等も種々図られており、その概要は以下のスライドの通りです。

 

2 核セキュリティ 核の脅威
 核セキュリティという文言は、9.11米国同時多発以後に使用され始めました。では具体的に核の脅威とは何でしょうか?

 

3 福島原発事故で露呈した原発の脆弱性
 3.11東日本大震災では東京電力福島第一原発の事故が大問題になり、未だに汚染水問題などで、終息には至っておりませんが、テロという観点からも今般の福島原発事故は重大な問題点を孕んでおります。それらはスライドの通りです。原発を破壊すれば極めて重大な事態を引き起こすことを実際に証明したのです。原発テロの有効性というと不謹慎ですが、世界のテロリストは原発に注目しているのではないでしょうか?

 

4 最近の核テロに関する動向を見てみましょう。
 如何に原発が脆弱か、慄然とされるのではないでしょうか?

 

5 原発テロ対策の現状
 我が国が行っている原発テロ対策の概要はスライドの通りです。この対策だけで果たして十分でしょうか?対策の実効性はあるのでしょうか。後程検証したいと思います。
 
6 原発への武力攻撃の懸念
 日本の原発は安全なのでしょうか?細部については公表等されておりませんので、推測の域を出ませんが、スライドのように考えられます。事例に示しておりますが、原発への武力攻撃等はないと断言できないですね。ゲリラが使用するような小型ミサイルには抗堪性があると思われますが・・
 
7 バイオテロ対策
 生物兵器は、所謂感染症なのか、それともテロなのかの判断も難しく、原因特定に時間を要し、その間に感染が拡大する危険性があります。特に注意すべき病原体等には炭疽菌や天然痘菌等があります。絶滅されたとされている天然痘テロも怖いですね。
 水道施設の警備については、前のスライドで述べたとおりです。バイオテロ対策等の概要はスライドの通りです。
 
以上で第6回講座を終了します。
次回は、サイバー攻撃・テロについて説明します。

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