山下塾第7弾 防災と三助

山下 輝男

第十回講座 4つの備え、帰宅困難時対策


初めに
 第十回講座では、非常持ち出し及び帰宅困難時対策について考えます。


4つの備え
 舛添前都知事の功績と云われるのが、「東京防災」とのタイトルで都在住住戸に配布されたハンドブックであろう。中々入手が困難であったが、埼玉県でも特定書店に申し込めば購入可能とのことで早速に購入した。その中で、「今やろう 防災アクション」としてスライドのような4つの備えを提唱している。解りやすく理解容易なので紹介したい。





非常持ち出し品の準備
 非常持ち出し品は、次のスライドのような考え方で準備すればいいと思います。二次持ち出しの準備を推奨している場合がありますが、何れにしろ、各々の家の特性を考察の上、何をどの程度準備すべきかを検討しましょう。
 二枚目のスライドにはその一例を示しています。消防庁の「防災マニュアル 震災対策啓発資料」に掲載されているものです。
 http://www.fdma.go.jp/bousai_manual/pre/preparation082.html








帰宅困難時対策
 帰宅困難者とは、発災時に外出している者のうち、近距離徒歩帰宅者(近距離を徒歩で帰宅する人)を除いた帰宅断念者(自宅が遠距離にあること等により帰宅できない人)と遠距離徒歩帰宅者(遠距離を徒歩で帰宅する人)と定義づけられている。
 東日本大震災で私も経験しましたが、大規模地震等が惹起すれば、首都圏等では大規模な帰宅困難者が発生するものと見込まれています。内閣府の推計によれば、平成23年3月11日発生した東日本大震災の影響により、首都圏において約515万人の帰宅困難者が発生したと云う。
 また、発生が懸念されている首都直下地震では、帰宅困難者は、1都3県で約650万人うち東京都で約390万人と想定されている。
 膨大な数の帰宅困難者等への対応は、色々措置されてきたが、行政機関による「公助」には限界があり、可能な限り「自助」を前提としつつ、「共助」を含めた総合的な対応が不可欠であるとの認識のもと、「大規模地震の発生に伴う帰宅困難者対策のガイドライン」を内閣府が策定し公表した。(平成27年3月)
 http://www.bousai.go.jp/jishin/kitakukonnan/pdf/kitakukonnan_guideline.pdf
 その基本はスライドの通りである。詳細は割愛するので、ガイドラインで確認して貰いたい。





災害時帰宅支援ステーション等
 スライドのようなステッカーを確認されたことがあるのではないかと思います。
 JR東日本の駅が閉鎖され、顰蹙を買ったことがありましたが、その後スライドのように改善されたようです。





帰宅困難者心得
 帰宅困難者心得10か条というものがありますので、それを次のスライドで紹介しましょう。  常時携行した方が望ましい物品として、消防庁防災マニュアルには、懐中電灯、携帯ラジオ、笛・ホイッスル、避難カード、避難用マップが記されています。  小生のスマホは、ホイッスルのストラップ付です。スマホは災害時には各種情報を収集し得る便利グッズですので、必要な防災アプリをインストールしておけばいいのではないかと思います。問題は電池ですね。備えあれば、憂いなしです。