山下塾第7弾 防災と三助

山下 輝男

第十三回講座 大規模災害に係る懸念事項


初めに
 第十三回講座では、大規模災害に係る懸念事項について考えましょう。

大規模災害に係る懸念事項の列挙
 小生が考える大規模災害発災時の懸念事項はスライドの通りです。6項目列挙しました。
 大規模災害はいわば非常時ですが、日本は非常時に対応する法体系が存在していません。果たして大丈夫でしょうか?緊急事態対処法制は必要ないのだろうかと疑問に思います。
 阪神淡路大震災や東日本大震災では治安の維持に問題が起きたとは思いませんが、これからも大丈夫でしょうか。懸念を持つのは小生のみでしょうか?
 首都が壊滅するという事態に日本は対応できるのでしょうか?その備えは出来ているのでしょうか?帰宅困難者対応、色々と処置されていますが、果たして十分でしょうか?
 治安維持とも関連しますが、SNSの普及に伴い、流言飛語が飛び交い、収拾のつかない状況が出来するかもしれません。
 まさかと思いつつも、この際日本の一部でも占領し、既成事実化を図ろうとする国家がないと断言できるでしょうか?火事場泥棒的なものにどう対応しますか?





緊急事態対応について
 非常時には非常時なりの対応がある筈です。平時の法制では対応できない場合、その都度必要な法律を制定して対応することが可能でしょうか?迅速な対処を求められる場合には残念ながら無理です。事前にありとあらゆることを想定して準備するというのも神ならぬ身には無理でしょう。
 迅速な決心処置、決断が必要な時に、全会一致の閣議は機能し得ると思われません。
 ではどうすべきか、世界各国の法体系には非常時の法体系があります。憲法に明文規定をすべきかどうかについては論議がありますが、必要性が高いのではないでしょうか?
 無制限の生殺与奪の大権を与えるかについては慎重に検討すべきでしょう。国会の関与を如何に担保するかがポイントではないでしょうか?





その他
 これらの事項ついては既に述べました。まだまだ検討し、実効性を高めるべき事項が多々あるということです。





結言
 今回の講座で、山下塾第7弾を終わります。有難う御座いました。防災は個人や地域或いは国家のみの努力だけで完結するものではありません。これら三者が一体となって取り組むべき課題です。
 明日大規模災害があなたの身に起きることが確実ならば、今日あなたは何をしますか?皆さんは防災に関する知識は十分にお持ちだと確信します。
 ただ、それを活かしておられるかというと疑問符がつくのではないでしょうか?





(山下塾第7弾 完)