海軍爺さんの 「これでいいのか?日本!!」
第20回 ニューポートで会った日本人 ('10.03.20.)

海軍爺さん

 東京でオリンピックが開催された年に、米国東海岸のニューポートにある米海軍大学校に1年間留学したが、在住する日本人は誰もいなかった。時々訪れる日本人がいたが、ある日、大蔵省から派遣されてエール大学かどこかで軍事のことを研究していた秦郁彦と大学校の図書室で偶然出会った。一タ彼とオフィサーズクラブで夕食を共にしながら話をしたが、なかなか勉強家のようであった。こんな人物が近い将来主計局の防衛担当の主査や主計官をやれば、一層理解のある査定をして国家に貢献してくれると心強く感じた。

 留学を終えて帰国し海幕の人事課長をやっていると、しばらくして彼が内局の部員として着任して来た。ところがいつの間にか退職して、評論家のようになり本を出したりしていたが、次第に左傾したような論文が多くなり、一寸おかしいゾと思うようになった。左がかったことを言ったり書いたりしないと飯が食えないのかなーと思ったが、内容も意固地になってきたようだ。大蔵省は国の予算を握り、執行しているので何年かに1名位本職を離れることを意識しているのかと感じたが、どうも国防に寄与することよりもむしろ反対の立場で論ずる方に傾いている者もいるようだ。元大蔵省の財務省は国益にプラスになる人材を育成しなければオカシイゾ。

(第20回了)