海軍爺さんの 「これでいいのか?日本!!」
第26回 ママのお手当 ('11.01.15.)

海軍爺さん

 昨年の初夏の頃、「凌ぐ波濤」が出版され、それに係わった俺にも影響があり、約半年間この雑文から遠ざかっていたが、今年に入ってからどうやら収まってきたので又書けるようになった。しかし、最近の世情が一段とややっこしくなったので、俺の意見も次第に過激になりそうである。
 世の中には、小市民にはわからない大金持ちがいるらしい、毎月ママから1500万円ものお手当を貰いながら知らなかったですませる人種もいるようだ。念の為俺の年金と比較して見たら、1ヶ月分が丁度俺の4年分になる計算だ。公的年金以外に若干の収入はあるが知れたものである。貯金若干、借金0で、金持ちではないが、貧乏人でもない生活を楽しんでいる。昔からの親友は皆死んでしまったが、素晴らしく立派な後輩たちに囲まれて誠に幸せな毎日を送っている。
 少、中尉の頃、駆逐隊の司令や水雷戦隊の司令官を見て、50才ぐらいになったら、レスに行って酒をくらいSプレーをする以外楽しみがないのであれば年をとるほど淋しいだろうなーと思う反面、どうせ軍人半額の25才になるまでに戦死するのであれば余計な心配はする必要はないなーとも考えていた。ところが今日25才の4倍近い95才になってしまった。80才になる直前隠遁の積りで伊豆の伊東の山の中に寓居を構え晴耕雨読ならぬ、晴ゴルフ雨テレビを考えていたところ、世の中は実に皮肉なもので年をとるほど多忙になってきた。本当に世の中はわからぬ事が多い。折角長生きしたのだから足、腰のシッカリしている内に、尊敬した先輩、級友や後輩のお墓参りを数年かけて、北から南までやりたいと考えている。

(第26回了)