海軍爺さんの 「これでいいのか?日本!!」
第34回 東日本大震災 ('11.05.01.)

海軍爺さん

 俺は若い頃から11と言う数字はキライであった。その原因は兵学校の4号のとき、よく11分隊の1号に殴られたからである。実に些細なことを理由に伍長以下1号全員から連日のように狂暴な鉄拳を振るわれたからであった。別にゲンを担いだ訳ではないが、11と言う数字には戦時中もその後も十二分に用心して今日に至っている。戦後になって9月11日のアルカイダによるニューヨークの大事件、今年3月11日の東口本の大震災である。今回の大震災は
  第1 天災      大地震
  第2 天災      大津波
  第3 天災+人災   原発事故(メルトダウン)
である。数百年前の災害を眞剣に検討し充分な対策を講じていた部落は被害0だったそうである。
 しかし、軽い想定の下で充分な対策を立てなかった所は、人も家も田や畑も甚大な損害を受けた。原発事故も、安全性のPRには大学の専門家をまきこんで莫大な金を使いながら、本体の安全対策こそ眞剣に処理すべきであったのに、全く不十分だった為、今日に至るもモタモタして対策が後手にまわっている。政府もまたアワテフタメイテ首相が被害現場に飛び込んで色々と口出しして益々混乱させている。さらに中央に震災処理の会議を20も作ったがこれ又有効に機能していない。「会して議せず。議して決せず、決して行わず」である。日露戦争時の秋山名参謀が若い頃「自分が1日怠けると、日本が1日遅れる」と言ったが、今日では「カンが1日長く居坐ると、日本が1日、1日落ちて行く」状態である。
 その間、自衛隊、警察、消防、ボランティア等の大活躍により、被害現場の復旧や死者、行方不明者の捜索、被災者の支援等進んでいるし、又米軍の「ともだち作戦」で力強い成果を挙げている。ところが、大きな作業が何となくノロノロしているようだ、関東大震災時の後藤新平のようなリーダーシップのある人材がいないし、救援のための予算の配布もとても遅いようだ。仙台の被災者からの電話では大災害の復旧が遅々として進まず全く情けないとのことであった。昔からコワイモノ、恐ろしいものは 地震、雷、火事、親爺 であったが、21世紀になってから 地震、津波、火事、原発 になってしまったようだ。

(第34回了)