海軍爺さんの 「これでいいのか?日本!!」
第42回 演歌と軍歌 ('11.10.15.)

海軍爺さん

 生来俺は内気でおとなしい性格であるが、少年時代はヤンチャ坊主だったらしい。ピカピカの1年生で三池の旧城跡に建つ小学校に入った。50才位の老練なおばさんが担任の先生であった。唱歌の時間に、先生が歌い始めたが、声は悪いし、下手だったので、ツイ両方の耳をふさいで下を向いていた。突然両耳をヒッパラれて、教室の後ろに立たされた。先生が「何故耳をふさいだの」と聞かれたので、正直に「声が悪いし、下手だから」と答えたところ、急に「クヤシイ」と言って涙を流しながら教員室に帰ってしまった。家に帰って祖父母に話したところ、祖父から大目玉をくらい、祖母はオロオロして祖父と相談の上夕刻先生に謝りに行った。翌朝家を出るとき、祖父から「学校に着いたら一番先に教員室に行って、先生に最敬礼して、二度とやりません、ごめんなさい」と言えと言われ、その通りにしたが、以後これに懲りておとなしくなった。
 戦後になって夕食後時々軍歌や流行歌を美声?で歌うことがあるが、家族がいつの間にか誰も居なくなってしまう。耳はヒッパラレなかったが、「歌うなら自分の部屋でやって下さい。ヌカ味噌が腐りますから」と亭主片なしである。
 終戦直後はラジオで良く知っている軍歌を流していたし、テレビになってからも各チャンネルで流していたが、バブルの時代から次第に減って昭和の末期ごろは余り聞かれなくなった。平成になってからは聞いた記憶がない。軍歌を聞かなくなってから日本が次第におかしくなって行ったような気がする。勇壮な軍歌は国民精神の高揚にお役に立つと信ずるが、是非とも復活してもらいたいものである。本来ならば公共のNHKが率先してやるべきであろうが、これ又左がかって始末が悪いし、せめて#8チャンネルあたりから再興して貰いたいものである。災害で弱っている善良な国民の精神を奮い立たせて、気合を入れるには勇壮な軍歌が最適である。

(第42回了)