東北関東大震災の危機管理等に想う!(2)

T.Y生
24
福島第1原発3号機への自衛隊による空・陸からの放水作業について(18日10:00)
 被爆量を確実に管理しながらの放水作業であるが、問題は交代要員を確保出来るか否かであろう。
厳しい任務ではあるが、しっかり管理された状況ならば隊員の健康被害も抑えられる筈だ。
交代要員を確保出来なかったならば、継続的な放水任務は困難だ。
 
25
東電は萎縮している?(18日13:50)
 外部電力を1、2号機に接続すべく、東電は必死の作業を実施中である由(18日13:40)。
これが成功すれば状況は大幅に改善しよう。その作業が如何に重要であるか、困難であるか等についての東電の説明が少ないようだ。
政府のお目付けがおり、総理には怒られたので、萎縮しているのではないか?当事者として懸命に復旧させようと努力している姿を国民に示すべきだ。
 
26
政府と東電の統合対策本部の功罪(18日14:00)
 菅総理は、15日午前5時半ごろ、東京電力の福島第一原発について、政府と東京電力が一体となって対応する「統合対策本部」を発足させた。
事業者である東京電力と政府の対策
 本部がリアルタイムで対応するためには、両者を一体化したほうがいいので、本部を東京電力本店に置くことにしたと述べた。
事業者としての対策本部の役割と政府対策本部の役割は自から異なると思うのだが、これでは大所高所に立って国家としての危機管理は出来なくなるのではないかと憂える。

余りにも拙速に過ぎる。状況報告がない、遅いと言うのであれば、やりようはある筈だし、その故をもって役割機能の異なる組織を安易に合体させるのは可笑しい。政府が事業者と同じレベルで物事を考えるのは頂けない。
今回の統合対策本部設置が政治主導の一環というのではなかろうが、・・・
 
27
責任転嫁?(18日19:00)
 福島第一原発3号機へのヘリからの海水投下に関して、北沢防衛大臣は、17日昼の記者会見で、「総理や私の重い決断を、統合幕僚長に汲んで頂いて・・」と述べた。
この発言に違和感を抱いた者が多い。大臣は統幕長に責任転嫁したとも受け止められるからだ。
自らが責任をとると言明し得ない大臣の命令に誰が服従しようか?このような大臣の下で、決死の任務に黙々と取り組んでいる隊員の思いや如何に。
 
28
面子に拘るな!(18日19:15)
 世界各国が、福島第一原発への日本政府の対応を注視している。
世界各国も支援を惜しまないということを言明しているが、報道によれば、外国からの支援を日本政府や東電は断っているという。
日本の原発の安全性は高いという評価を得ているのは解るが、事故時のノウハウをそれほど持っている訳ではない。面子に拘って米国等の申し出を断るのではなく、真摯に検討すべきではないのか?
 
世界は日本が情報を隠蔽しているのではないかとの懸念を有しているとも言われる。
疑念を抱かせないように、もっと情報開示すべきだろう。世界も国民も政府の情報開示の不十分さに憤っている。
 
29
医療従事者の責任放棄!(18日20:30)
 報道によれば、福島第一原発の10km圏内にある病院と介護老人保健施設の医師や職員が100名程度の患者等を置き去りにして避難したと云う。
何たる無責任哉!一方では名も無き住民による涙なくして語れないような美談があるにも関わらず、情けない限りだ。
 
30
及び腰の東電?(19日09:00)
 疑問に思うことがある。
外部電源を繋いで緊急冷却装置の回復を図ることが可能であるならば、何故早くそういう対応を取らなかったのか?放射線量が強いことは解るが、防護措置をしても対応出来ないレベルだったのだろうか?
最初から及び腰だったのではないかと思えてならない。
 
31
後手の注水作業(19日21:15)
 警視庁、陸自ヘリによる空中からの注水、自衛隊特殊消防車による放水、消防庁の特殊車による放水、そしてチェルノブイルでも使用された圧送用車両、このような手があったのならば、何故当初からそのような手段を講じなかったのか極めて疑問だ。
国家の叡智が結集されていないようだ。官僚や民間の知恵やアイディアを活用すべきであったのでは? 
 
32
国家非常事態法の必要性の再確認!(20日10:25)
 相も変らぬ縦割り行政があり強いリーダーシップを発揮できない首相権限や行政組織、非常時であっても平時法制により規制されて柔軟機動的に運用できない法体系、所要の機関への強い命令指示権限の付与等非常時に非常時の法体系があって然るべきだ。
平時法制に縛られて、何も出来ないというのでは困る。
 
33
「日本の救世主になって下さい」との妻の返信メールに感動(20日10:30)
 東京消防庁ハイパーレスキューの隊長のインタビューで、出動するとの妻へのメールへの返信に「国家の救世主になって下さい。」とあったと云う。
極めて厳しい任務に赴く夫の無事を祈りつつも、国難に敢然と立ち向かう夫に対して万感の思いを託した言葉だ。
 
34
自治体相互の連携(20日16:20)
 今回の大震災における救援活動の大きな特徴は被災者の受け入れを全国の自治体が積極的に実施しているということだ。
国が何もしないから地方自治体が積極的に動き始めているということか?
それはそれで結構なことではあるが、・・・
 
35
遅きに失する!(20日16:50)
 官邸機能強化のために民間人2名を内閣参与に任命したとの発表が官房長官からあったが、遅きに失したと云うべきではないか?
危機当初の混乱時期に首相や内閣を補佐するのであれば、それはそれで効果はあったのだろうが、状況がかなり判明して為すべきことも明確になりつつある段階で、今更参与でもあるまいと思うのだが・・・
OBの山口君が任命されたこと自体はOBとしては喜ばしいことではあるが・・・
 
36
官房長官の交代要員は居るのか?(20日17:00)
 官房長官が内閣のスポークスマンになっているが、官房長官にはもっと大事な任務があるのではないか?
彼に代わる者が居ないから止むを得ず、彼が記者会見をすべて担当しているのだろうか?
内閣全体の役割分担を整理する必要があるのではないか?
 
37
原子力安全・保安院(NISA)とは?(20日21:50)
 NISAは今般事故で如何なる働きをしたのだろうか?
モニタリング結果の報道のみか見えてこない。原子力事故対応の主たる所管ではないの?
司令塔かと思っていたらどうもそうでないようだ。もう少し勉強してみないといけないが・・。
司令塔が司令塔たり得るような権限と陣容を具備させているのかも検討を要しよう。