吹奏楽への足跡ー海軍軍楽隊から海上自衛隊の音楽隊へ(4)

ここからは海上自衛隊になってから吹奏楽に記された足跡を追ってみたいと思います。
最初に取り上げたいのは岩下章二と熊崎博幸の2人です。

岩下章二

岩下章二は、昭和43年海上自衛隊に入隊し、トランペット奏者として東京音楽隊で勤務しました。
昭和56年に幹部に任官、東京芸術大学音楽学部研修を経て指揮者に転向し、以後、大湊音楽隊長、舞鶴音楽隊長、呉音楽隊長を歴任して、平成15年に定年を迎え、海上自衛隊を退職しています。
「ひそかな祈り」、「出航」及び「若き精鋭」の3作品を紹介します。

「ひそかな祈り」の楽譜(海上自衛隊提供)

「出航」の楽譜(海上自衛隊提供)

「若き精鋭」の楽譜(海上自衛隊提供)

熊崎博幸

熊崎博幸は岩下章二と同じく昭和43年に海上自衛隊に入隊し、テューバ奏者として舞鶴音楽隊で勤務しました。
昭和55年に幹部になった後、東京芸術大学音楽学部研修を経て、指揮者に転向しています。
以後、舞鶴音楽隊長、横須賀音楽隊長、佐世保音楽隊長を経て、平成19年には第15代東京音楽隊長に就任しました。

テューバを故佐藤倉平、指揮法を故遠藤雅古、汐澤安彦の各氏に師事しました。
平成22年3月に海上自衛隊を定年退職しています。
紹介する「麗しき女神」は1986年、呉音楽隊副隊長の時に第17回定期演奏会において自作自演したもので、遠洋航海で寄港したニューヨークの美しい情景を描いた行進曲です。

「麗しき女神」の楽譜(海上自衛隊提供)