NPO法人 救助犬訓練士協会(RDTA)と国際救助犬連盟(IRO)

RDTA 特定非営利法人救助犬訓練士協会とは

NPO法人救助犬訓練士協会(RDTA:Rescue Dog Trainers’ Association)は、1999年に神奈川県内で警察犬を中心としたプロ訓練士活動を行っている有志が、犬の能力と自分たちの技術を社会に役立てようと結成したボランティア組織です。

○ 平成21年11月1日現在: 正会員57名、個人賛助会員2名、賛助会員3団体
○ 国際救助犬連盟(IRO)正規加盟団体
○ IRO公認審査 2名:村瀬英博、大島かおり
○ INSARAG(International Search&Rescue)認定IRO国際出動救助犬チーム員有資格者
チームリーダー2名:玉川輝明、島津芳明、
救助犬1ペア:村瀬英博&エロス号
○ 箱根町、藤沢市、寒川町、大井町と災害時の出動協定を、秦野市と訓練協定を締結

活動実績

○ 総括(活動件数)

区 分
H17
H18
H19
H20
救助犬の育成・訓練(災害出動)
5
6(出)
13(出)
13(出)
防災、救助関係機関
との協同訓練等
警察
(1)
3
4
6
自衛隊
1
4
8
8
消防

(1)

0
0
2
  自治体
7
10
10
15
警察犬の育成訓練、警察活動への協力
1
3
2
1
家庭犬のしつけ及び救助犬の普及、啓発
12
8
13
13
研究活動
2
10
3
4

昨年の防災関係主要活動

  • 神奈川県警本部企画の嘱託救助犬帯同訓練(3回)
  • 関東管区警察広域緊急援助隊総合訓練
  • 海上自衛隊横須賀地方隊災害派遣基本訓練
  • 海上自衛隊呉造修補給所貯油所(吉浦)等警備犬との合同訓練(2回)
  • 八都県市総合防災訓練、長野県総合防災訓練等各自治体主催防災訓練(12回)
  • 緊急消防援助隊合同訓練(中四国、関東ブロックの2回)

IRO 国際救助犬連盟とは

国際救助犬連盟(IRO:International Rescue Dog Organization)は、オーストリア/ザルツブルグ市内に本部を置き35ヶ国87団体(2009年5月現在)から成る国際ボランティア組織です。救助犬を使った国際救助犬活動が認められ、2003年に国連国際救助システムに組み込まれ、世界のどの国で災害が起こってもすぐに駆けつけられる準備をしています。

○ RDTAは国内他の2団体とともに「国際救助犬連盟(IRO)」に加盟し、IROが定める国際救助犬認定水準に合わせ、実動を視野においた救助犬の作成、作出に努めています。

○ IROは救助犬の技量維持のため、「瓦礫捜索」と「広域捜索」部門に於いては適性性試験(初等)、A段階試験(中等)、B段階試験(高等)、「水難救助」及び「雪崩捜索」部門に於いてはC段階試験まで設定しそれぞれのレベルを定め、各国、各団体に審査員を派遣し世界の救助犬レベル向上の為に努力をしています。
そして年に一度、「瓦礫」、「広域」、「足跡追及」及び「水難救助」部門の最上段階合格犬が各国に於いて開催される最終予選会より選出された救助犬のみ出場可能な世界選手権をIROが開催します。

○ また、IROは国連の国際捜索救助諮問機関(INSARAG)内の自らが参加している特別作業委員会が作成したガイドラインに基づき、毎年救助犬を対象とした「国際出動救助犬チーム認定試験(SD MRT)」を行っています。
合格者はINSARAGから認定され、出動時には被災地国連指揮所(UNDAC)の指揮下で捜索救助活動を行う体制が確立されています。

*RDTA救助犬訓練士協会のホームページ――>http://rdta.or.jp/

(写真: RDTAホームページ) *IRO国際救助犬連盟のホームページ――>http://www.iro-dogs.org/  (ドイツ語・英語)

インタビュー「RDTAの活動について」救助犬訓練士協会 理事長 村瀬 英博氏

村瀬理事長

「海外の救助犬は日本と違って普通の家庭で飼われている犬が多く、それぞれの家庭で集中力を高める工夫をしながら、地道な訓練をしています。犬たちはそれが楽しくて仕方がなく、結果、色々な面でも飼い主のとてもいいパートナーとなっています。日本でもそうなる事を目指して、救助犬の知名度を高める為にこれからも様々な活動をしていきたいと思っております。」

プロフィール

1953年 東京都文京区生まれ。 1974年 鎌倉警察犬訓練所に入所。所長は故小田将人氏、名実共に日本一の師に学ぶ。
現在 NPO法人救助犬訓練士協会理事長、村瀬ドッグトレーニングセンター所長。

資格取得一覧

日本警察犬協会(NPDA) 公認一等訓練士
日本シェパード犬登録協会(JSV) 公認一級訓練士
ジャパンケンネルクラブ(JKC) 訓練範士、A級訓練審査員、シェパード犬審査員
国際畜犬連盟(FCI) 国際審査員
国際捜索救助諮問機関(INSARAG) IRO SD MRT合格(認定救助犬:エロス号)
日本赤十字 救急法救急員
日本防災士機構 防災士

海外活動実績

1993年 WUSV(世界シェパード犬協会連盟)主催、世界選手権オランダ大会に日本代表として出場
1999年 IRO(国際救助犬連盟)主催世界選手権スロベニア大会に出場、幾多の国際大会出場経験により、「救助犬が身に着けた質の高い社会性」を国内でも広めるためNPO法人を立ち上げ、台湾地震や中越地震といった国内外の災害に出動。
2000年 NPO法人「救助犬訓練士協会」が悲願のIRO加盟を認められる。
2006年 オーストリア、アイゼンシュタッド国際救助犬試験で広域捜索部門B段階5位入賞。
2007年 IRO公認審査員資格を取得(日本人で2人目)。
2008年 韓国で開催されたIRO SD MRT (IRO Search Dog Mission Readiness Test)に合格、INSARAG(International Search and Rescue Advisory Group)から日本人で初めて民間国際救助犬出動チーム員として認定される。
2009年 第15回IRO世界選手権瓦礫捜索部門において4位入賞。

インタビュー動画―――>動画(1)「村瀬理事長インタビュー」

インタビュー「活躍する自衛隊OB」救助犬訓練士協会国内渉外担当 山田 道雄氏

「全くの偶然から第二の人生スタートとともに、深く犬にかかわることとなり、学ぶことの多い日々です。自衛隊での知識や経験が少しでも役に立てばと災害救助犬の育成とレディネス態勢の確立についてお手伝いさせてもらっています」

プロフィール

1945年 愛媛県生まれ
1963年 防衛大学校入校(11期)
1967年 海上自衛隊入隊
1985年 護衛艦やまぐも艦長
以後護衛隊司令、防衛庁海上幕僚監部課長、護衛隊群司令、練習艦隊司令官、開発指導隊群司令を歴任
1998年 海将。海上自衛隊幹部学校長
1999年 海上幕僚副長
2000年 呉地方総監
2001年 退官。三菱電機(株)電子システム事業本部顧問
2005年 NPO法人救助犬訓練士協会事務局顧問、国内渉外担当
2009年 NPO法人平和と安全ネットワーク設立とともに同理事

救助犬関係資格、活動実績

2005年 救助犬ハンドラーとして訓練開始
2007年 国際救助犬試験瓦礫捜索B段階合格(救助犬:安芸号)オーストリア、アイゼンシュタッドでのIRO世界選手権に出場
2008年 神奈川県警嘱託災害救助犬に委嘱される
岩手・宮城内陸地震に安芸号と出動
日本赤十字救急法救急員資格取得
韓国でのアジア地区出動チーム認定試験(MRT)出場
2008年 日本防災機構防災士資格取得

インタビュー動画―――>動画(2)「山田OBインタビュー」