国際救助犬試験について

国際救助犬試験について

*わが国での災害救助犬試験には、国内の統一基準がなくそれぞれの救助犬団体が独自の基準で行い、いわゆる救助犬に認定しています。
国際救助犬試験は、IRO加盟団体であるNPO法人救助犬訓練士協会(RDTA)及びNPO法人犬の総合教育社会化推進機構(OPDES)の2団体が主催し、それぞれ年2回(春・秋)及び年1回(冬)実施しています。
RDTAは平成21年夏に初めて水難救助の試験を実施しました。

*この試験は、世界蓄犬連盟(FCI)救助犬委員会及び国際救助犬連盟(IRO)によって定められた「国際救助犬試験規定(IPO-R)」を適用し、IRO公認審査員の厳正な審査の下実施されています。

ちなみにRDTA主催の場合、過去11回の試験開催に於ける平均合格率は20%以下となっています。
また、この試験のB段階(上級)合格者のうち好成績(得点率90%以上)については、年1回欧州で行われるIRO世界選手権の出場資格を得ます。

*以下、国内で実施している国際救助犬試験について紹介します。

試験の概要

適性テスト:救助犬としての基本的な能力、適性の簡易テスト(初級)(瓦礫/広域捜索部門)
瓦礫(がれき)捜索 :仮想災害現場(瓦礫、倒壊家屋等)を会場にして複数の仮想被災者を一定時間内に捜索する試験で、難易度に応じA段階(中級)とB段階(上級)がある。 いずれも服従と熟練作業の課目試験を伴う。

広域捜索

一定の広さの山野を会場にして複数の仮想被災者を一定時間に捜索する試験で、難易度に応じA段階(中級)とB段階(上級)がある。いずれも服従と熟練作業の課目試験を伴う。

水難救助

一定の距離の水泳、水上での持来、運搬、牽引、水難者救出等の作業能力を評価する試験で、難易度に応じA段階(中級)、B段階(上級)及びC段階(最上級)がある。いずれも服従と熟練作業の課目試験を伴う。

各試験段階

救助犬適性試験 RH-E (T/FL)
救助犬瓦礫捜索試験A段階 RH-T A
救助犬瓦礫捜索試験B段階 RH-T B
救助犬広域捜索試験A段階 RH-FL A
救助犬広域捜索試験B段階 RH-FL B
救助犬水難救助試験A段階 RH-W A
救助犬水難救助試験B段階 RH-W B
救助犬水難救助試験C段階 RH-W C

受験年齢

RH-E 適性試験―――14ヶ月以上
A段階試験―――18ヶ月以上
B段階試験―――19ヶ月以上

得点及び合否基準

受験犬が書く受験課目において、70%以上の得点を獲得した場合、「試験合格」とする。
(1課目でも得点が70%に満たない場合は試験不合格)

○ 国際救助犬の動画はこちら―――>動画(3)「実録 救助犬安芸号の挑戦」 ○ IRO世界選手権の動画はこちら――>動画(4)「世界選手権-安芸号の瓦礫(がれき)捜索